硬式ボール　試合球・練習球の価格はなぜ違うか

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お知らせ

先日、お客様から硬式ボールの価格の違いってなに？と聞かれ口頭で答えたのですが、

一般的には、ほとんどの方が知らないことだと思いましたので説明させて頂きます。

硬式ボールの価格の違いは大きく分けると2つあります。

・1つ目は、表面の白い革です。

牛の背骨付近（上側）からプロ野球試合球・社会人試合球・大学試合球・高校試合球・シニア試合球・リトル試合球・練習球と言う様に上の背骨付近は革の伸びが少ないので、キメが細かく、下の方（お腹）に行くにつれてつれて革が伸びている為、練習球など安いボールに使われます。

・2つ目は、中に巻いてあるウールの材質とウールが何％使われているかです。

ウールと一言で言っても、バージンウール（新品のウール）、再生ウール（混合ウール）があります。

試合球などにはバージンウール、安いボールは再生ウールを使っています。

硬式ボールはウールのパーセンテージが多い方が価格が高く、良いボールなのですが

ここに落とし穴があります。知識のある人は、だまされないのですが安いからこっちの方が良いじゃんと言う感覚で買ってしまうと結局直ぐにダメになってしまいます。

ウール100％と言う言葉は良いボールだと思いますが、そのウールはバージンウールなのか再生ウールなのかがすごく大事です。

再生ウール100％よりもバージンウール30％の方が良いボールと言うこともあります。

バージンウールの方が復元力が強いので打球が飛んだり、ボールを握った時に表面の革がプクプク浮いていると言う事が起こりにくいです。

・再生ウールが良くないと言われている理由。

一言でいうと、強度が落ちると言う事です。

ボールの中で糸がまかれていますが、再生ウールは切れやすく切れた場合一番中の芯が中心でなくなる事があり、

打球が揺れて飛んでくる、マシンなどで使ってもコントロールが悪い、飛ばない、ボールが変形してふかふかになってしまうと言う事が起こります。

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